ゲートウェイを通すのをやめる
IBM Cloud 管理のVLANはVRAに関連付けることで通信を全て通すことができますが、帯域のボトルネックになるという観点でやっぱり外したいというケースがあります。
例えばVLAN1とVLAN2がRoute Throughになっている場合、これらをRoute Aroundになるとどうなるのか?試してみました。
結論:一時的に通信断になる
VLAN1配下のサーバ1、VLAN2配下のサーバ2、別のVLAN3配下のサーバ3がいるとして、互いにpingを打ち合っているとします。
VLAN1を外そうとすると、サーバ1に対するpingが1分程度通らなくなってそれが終わるとサーバ1↔サーバ2のみpingが通らない状況が続きます。要はサーバ2がいるVLAN2はまだVRAに紐づいているので、サーバ1へのアクセスパスがなくなっているんですね。
続けてVLAN2を外そうとすると、サーバ2に対するpingがまた1分程度通らなくなり、それが終わると全てのサーバが疎通可能になります。
というわけで1分程度の通信断が許容できるのであれば、一気にVLANをRoute Aroundに変えてしまえばVRAを経由しない通信にすることができます。簡単に迂回経路にできるのありがたい。