流れ
野村證券はNRIに依存する体制を脱却しようとし、そこに日本IBMのが参入。
IBMは基幹部分ではなく新システムの構築をスイスのWealthManagerをカスタマイズして導入することに。概念実証も済ませて設計に入りましたが、要件にない追加要件が野村證券から湧き上がる。
これでプロジェクトは大炎上し、野村證券は「IBMの要件理解やマネジメント不足」を指摘してIBMは「野村側の仕様変更」と反論して徹底抗争。
決着
東京高裁は
スケジュールの遅延は野村側が仕様要求を繰り返したことが原因
と一審の判決を退け、野村HDに未支払いの1億円を支払うよう命じました。もともとの判決はIBM側が16億円の支払いだったので、大きな変化。
いやー、難しい問題。システム屋からすると要求変更は勘弁して欲しいですが、やっぱりどこの現場もそういうことは起きてたんでしょうね。