インフラ系SEの技術メモ

雑なエンジニアが低信頼性のメモを書いています。参考程度にとどめてください。

【新人向け】SIerで働く最初の日に言われた話(プロパー社員であるならば)

システムインテグレータぽえむ

SIer多重下請け構造で、元請けが受注した案件を協力会社の人達と遂行します。
この下請け構造は建築の世界でもよく問題視されていて、元請けが単価100で受けた仕事を下請けAに単価80で流し、下請けAがさらに下請けBに単価60で流して人を集めます。

それは一旦置いておいて、プロジェクトは単価100で受けたプロパー社員と単価50で受けた非プロパー社員数名で遂行されていきます。

ここで皮肉なのは、プロパー社員の仕事遂行能力と非プロパー社員のそれが同じ場合、プロパー社員の存在意義はあまりありません。そうであれば、非プロパー社員をもう一名増やしてプロジェクトを頑張って貰ったほうが結果的に元請けは儲かる。

というわけで大前提としてプロパー社員は単価が高い分優秀でないと困る。

そして、次にプロパー社員の腕の見せ所はうまくマネジメントをしたりアドバイスをすることで非プロパー社員の能力を自分程度に引き上げるということ。そうすれば、払う単価は安いのに全員プロパー社員で構成したチームのようなパフォーマンスが発揮できる。

つまり、プロパー社員の役割は「お前が居ることでメンバー全員をお前レベルに引き上げて仕事をさせる」ということにある、と。

たまに忘れがちなので、肝に銘じております。