インフラ系SEの技術メモ

雑なエンジニアが低信頼性のメモを書いています。参考程度にとどめてください。

日経コンピュータ2020/01/09を読んで

気になった記事について思ったことをツラツラと。

DELLのCEOインタビュー

EMCを買収したデル。「EMCの買収後、当社の売上高は200億ドルふえました」って当たり前では?と思っちゃいました。

「ハードからソフトまで顧客がデータセンターに求める製品を全て提供できるのは当社だけ」と言い切りますが、シスコやIBM、ましてやHCIを始めとする企業からは反論がきそう。

成長に向けてこの4年で40件買収しているようです。

今もCEOは「デル」さんなんですね。1984年に1000ドルで設立した会社が今や世界メーカーになっているのは、素晴らしい。

資本金1億円超の日本企業に電子申告義務化

義務化開始は2020年4月からとのこと。

国税の申告をe-Taxの利用を義務付けるみたいですが、我々サラリーマンが確定申告するのとはわけが違う大変さなんでしょうね。

申告期限を過ぎてしまうと追尾課税で5%さらに持っていかれるとのこと。このあたりは性悪説で設定されていて理にかなっています。

システム部門は自社の経理部門が電子申告の義務を把握しているか確認すべき

とあるように、畑が違うニュースはきちんと伝達してあげるのがいいチームなんでしょうね。

2020年は量子コンピュータ元年

IBMのQ System Oneという量子コンピュータが日本に配置されたようです。一つは東大に。
ちなみにNECは2023年に実機完成を見込んでいるようです。

化学メーカーが利用の候補のようで、今や化学系の会社の情報部門の人は量子コンピューターについても語れた方がいいんですかね。名前が挙がっていたのは「JSR」と「三菱ケミカル」。株買っておこうかな...

東京五輪の運営システムは全クラウド

知りませんでした。1000万人といわれる来場者の個人情報を管理するようです。今大会が全クラウドは初とのこと。

あと、笑ったのはガンダムを衛星から放出して地球周回軌道を飛び回らせる計画があるようです。ガンダムの足元には電光掲示板がついているようで、それを搭載カメラで撮影するとかなんとか。おもしろそう。

主なIT会社の社長と就任月

日立のトップが変わることで注目を集めているようです。

以下の表がおもしろかった。

企業 社長名 就任 前社長の期間
日立 東原 2014~ 前社長は4年
NEC 新野 2016~ 前社長は6年
NTTデータ 本間 2018~ 前社長は6年
日本IBM 山口 2019~ 前社長は2年
富士通 時田 2019~ 前社長は4年

SIerが5年後に死滅(予測)

という強烈な見出しがありました。
というのは基幹システム刷新の需要は2025年まで、とのこと。

SIerは主に基幹システムの領域で要件定義からテストまでを一貫して行うSIを主力ビジネスにしてきた。
IT業界の多重下請け構造を使って技術者を大量動員し、大規模案件をこなしてきた。
請け負った保守運用でも下請け技術者を客先に常駐させ、改修要望にきめ細かく対応してきた。

という歴史はその通りな気がします。ただ、今後はユーザ企業も基幹システムよりもAIなどを活用した新サービスに移る、というのが筆者の見方です。あまりピンとこないですが、大型SI案件が過去30年のように発生しないだろう、という見方には賛成です。

所感

デル社の記事が増えているように感じました。

デル(Dell Inc.)は、アメリカ合衆国テキサス州ラウンドロックに本社を置く、世界市場トップレベルのシェアを持つエンドツーエンドのソリューション・プロバイダー。会長、CEOはマイケル・デル。

ヒューレットパッカードは1939年創業ですが、デルは比較的最近の企業なんですね。覚えておきます。