はじめに
某ハードウェアベンダーが「Lustre ファイルシステムのファイル消失について」というタイトルで謝罪報告。
中を読むと、システム運用を担っていたバックアップファイルを誤って消してしまった・・というニュースでした。
具体的な内容としてはfindで絞った内容をrmするスクリプトが動作している間に新規リリースしてしまい、不整合が生じたんだとか。エンジニアである私は「あらら・・」と納得しますが、一方で一般の方からするとはてなマークなようで。
漫画/メモ
WindowsやMacには「ゴミ箱」という便利な機能があり、ユーザが消したファイルを即座に削除せずに一時的な退避場所に移動させておけます。そのファイルは後日削除が行われるので、パソコンユーザの中にはゴミ箱に救われた方もいると思います。
ただ、商用利用しているようなコンピュータはディスクも高額であるため、ディスク容量が重要。
ゴミ箱ロジックであれば消してもディスク領域は減らないため、やはりUnixのような世界ではrmで消すと本当に消えてしまいます。不便ですよね...
終わりに
巷では「消去したファイルを開いているプロセスが存在していれば復旧もできる」など色々とありますが、原則としてUnixライクな世界では消してしまうと本当に消えます。
これを教訓に、世のエンジニアのオペレーションミスが減って不要な残業が世界で起きないことを願っています。